企業ビデオの制作










VPと呼んでいる映像商品があります。

「ビデオパッケージ」の略でして、
海外でも同じ様に呼ばれているようです。

簡単に言うと広報、宣伝、情報やメッセージの
伝播を目的に作られた完パケビデオ、
ということになります。

プロモーションビデオよりも宣伝要素が少ない感じです。

因みにプロモーションビデオは、
端的に購買意欲を促進するための映像です。
例えば楽曲なら「この曲欲しい」と思わせ、
買ってもらうのが目的です。


ビデオパッケージ、というものには
もっといろんなものを含むことができます。
ウェディングビデオなどもVPに含まれます。

弊社で制作することが多いのは、企業VPです。
会社の歴史や理念、製品の紹介に合わせ、
従業員たちの熱意や経営者からのメッセージなどで
構成されています。

尺もまちまち。
5分のものもあれば25分というものもあります。
企業紹介ビデオとして求人活動に利用するという
ケースもよく聞きます。

制作期間は構成から納品までだと
3ヶ月以上がほとんどです。


で、この企業VP、
実はとても楽しい仕事です。

その理由は、「いろんな経営者の話を聞ける」
ということにあります。

これが本当に面白いし、勉強になります。

理想を追い求め、実践してきた経験から出てくる
理念というのは説得力が違います。

一番心に響いたのは、
「目標は”会社を継続させること”」という
ある社長さんの言葉でした。

これは「経営者じゃないと辿りつかない境地だな」と
感じました。
従業員として働いている限り、
会社の継続なんてそれほど気になるものではありません。

でも、「会社を継続させよう」という観点を持って
働いてみると、ひとつひとつの仕事の価値が
ぐっと上がってきます。
結果、良いものを作ろうという意識も高まります。

とても良い言葉を聞くことが出来ました。


経営者たちの言葉に耳を傾け、咀嚼する。

これってやっぱり、企業VPをやってないと
なかなか得られない体験です。
本を読むより面白い。


映像制作という業界の裾野は広いです。

様々な用途をもった映像が数多存在し、
その制作過程で己を成長させることができる。
だから今やっていることに集中しすぎないで
広い視点で世の中を見て欲しい。

そんなメッセージを
若い後輩たちに伝えていかれたらと思います。





コメント