仕事でカタカナを使うとどんな反応があるか

ファシリテーター。

っていう言葉に引っかかりました。

なに?

どうやら仕事のよう。

なにやら役割のよう。

なんだよ。わかる言葉で頼む。

という感じ。



仕事で英語をそのままカタカナにした言葉を聞くことが
よくあります。



おそらくは新しい考え方や役割、仕組みなどを説明する際に

「新しすぎて語感しかつかめない言葉」

をカタカナでそのまま使うことになるのでしょう。


昔は翻訳家たちが活躍したのでしょうが、
今は情報のスピードが上がり、流入経路が無限です。
いちいち訳して、

「この言葉の意味はこれですからね。みなさん使いましょう」

と、やっていられないからこんなことになってる。



もしくは英語圏の新しい考え方を一刻も早く取り入れたくて

言葉の意味はどうでもいい、となっている。

それがそのまま広まって、伝わって、

結局よくわからない。。。という仕組みだと考えています。




・新しさを感じる

・ちゃんとした感じがする

・世界標準である気がする



といった印象がのこり、
西洋コンプレックスがまだまだ蔓延る日本では
説得力が出てくるのだと思います。



しかし、私は個人的にですが、

カッコよくない

と感じています。



物販、サービス提供などを行う企業なら
そこまで問題はないと思いますが、
我々は映像制作業です。


伝える のが仕事。

よくわからんものを、よくわからんまま口にするな と思うのです。



よくわからないものを、

わかるまで勉強して、理解して、噛み砕いて、

興味をそそる形で 伝える。納得してもらう。

これが仕事です。


「常にアンテナを張れ」なんてどの業種でも言いますが、
私たちの場合は「どうやって伝えるか考える」ことがセットになります。
カメラマンなら「どう撮るか」がセットになります。


そういう仕事です。

常に。




自戒を込めて書き記しました。





ちなみにファシリテーターですが、

Facilitate = 促進する

Facilitator =促進する人


ということでして、
企画会議などで議論が弾み、アイデアをまとめる為に、
活発な議論を促す司会者。となります。















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